クループ症候群とは【小児科】
- 4月17日
- 読了時間: 2分
クループ症候群
夜間に悪化する「特徴的な咳」に注意
クループ症候群とは、声帯や喉頭が炎症によって腫れ、空気の通り道が狭くなることで起こる呼吸器疾患です。

主な特徴
犬やオットセイのような咳(ケンケンした咳)
息を吸うときのゼーゼー音(吸気性喘鳴)
呼吸が苦しい
発熱を伴うことがある
なぜ小児に多いのか
クループ症候群は特に
3歳未満
に多くみられます。
理由は、喉頭や気管がもともと狭い構造であるため、少しの腫れでも呼吸が苦しくなるためです。
症状が悪化すると
以下のような呼吸になります:
鎖骨の間がへこむ
肋骨の間がへこむ
陥没呼吸
これは呼吸に強い負担がかかっているサインです。
夜間に悪化しやすい理由
気温・気圧の低下
副交感神経優位
気道がさらに狭くなる
そのため、日中より夜間の悪化に注意が必要です。
治療
医療機関での治療
ステロイド内服(デカドロン・リンデロン)
吸入治療(アドレナリン)
現在は、効果持続の観点からステロイドが中心です。
重症時
呼吸困難が強い
酸素が必要
この場合は入院治療となります。
自宅でできるケア
加湿をする
水分をしっかりとる
泣かせない
安静にする
上体を少し高くする
あごを軽く上げる
避けるべき環境
冷気
乾燥
強いにおい
緊急受診の目安
以下の場合は、すぐに受診が必要です:
息を吸うときに胸や喉がへこむ(陥没呼吸)
顔色・唇の色が悪い(紫色)
水が飲めない・よだれが出る
苦しくて眠れない
夜間でも救急受診を検討してください。
当院の対応
呼吸状態の評価
重症度判定
ステロイド治療
入院判断
夜間対応指導

こんな時はご相談ください
犬のような咳が出る
夜になると悪化する
呼吸が苦しそう
発熱と咳が続く
よくある質問(Q&A)
Q1. 風邪との違いは?
特徴的な「ケンケンした咳」と吸気時の音です。
Q2. うつりますか?
多くはウイルス感染が原因のため、感染性があります。
Q3. 自然に治りますか?
軽症であれば改善しますが、重症化する場合もあります。
Q4. 夜だけ悪くなるのはなぜ?
気温や自律神経の影響で気道が狭くなるためです。
Q5. 冷たい空気は良い?
一時的に楽になることもありますが、基本は安静と加湿が重要です。
Q6. 何日くらい続きますか?
数日〜1週間程度で改善することが多いです。
クリニック情報
THE YOKO BAYKiDs
ザ・ヨコハマフロント・ベイサイドクリニック小児科
〒221-0835
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目41番地
THE YOKOHAMA FRONT 3階
(THE YOKOHAMA FRONT CLINIC MALL内)





