ヘルペス性歯肉口内炎【小児科】
- 4月24日
- 読了時間: 3分
子どもの唇にヘルペス?
口の周りの水ぶくれは「ヘルペス感染症」のことがあります
子どもの唇や口の中に水ぶくれ・ただれ・痛みがある場合、ヘルペス性歯肉口内炎が考えられます。
これは、単純ヘルペスウイルス(HSV)初感染によって起こる病気で、特に生後6か月〜5歳頃のお子さんに多くみられます。
ヘルペス性歯肉口内炎とは
初めてヘルペスウイルスに感染したときに、
高熱
口の中の強い炎症
唇の水ぶくれ
歯ぐきの腫れ・出血
食事や水分を嫌がる
などの症状が出る感染症です。

主な症状
38℃以上の発熱
唇の水ぶくれ
口の中のただれ
歯ぐきの赤み・腫れ
よだれが増える
食欲低下
首のリンパ節の腫れ
水ぶくれの経過
多くは、
2〜3日で水ぶくれが破れる
その後ただれる
黄色い膜がつく
かさぶたになる
という経過をたどります。
ヘルパンギーナとの違い
ヘルパンギーナ(エンテロウイルス感染症)と似ることがありますが、
ヘルペス性歯肉口内炎の方が広範囲で症状が強い傾向があります。
ヘルペスで多い部位
唇
歯ぐき
舌
口の周囲の皮膚
ヘルパンギーナで多い部位
のどの奥

治療について
抗ウイルス薬
発症早期であれば、
アシクロビル
などの抗ウイルス薬を5日間程度使用することがあります。
最も重要なのは脱水予防
口の中が痛くなるため、
飲めない
食べられない
ことが多く、脱水症状に注意が必要です。
家庭でおすすめの食事・飲み物
刺激の少ないものがおすすめです。
冷たい飲み物
ゼリー
ヨーグルト
アイスクリーム
プリン
スープ類
避けたいもの
熱いもの
しょっぱいもの
酸っぱいもの
硬い食べ物
感染経路
単純ヘルペスウイルスは、
唾液
水ぶくれ部分との接触
食器やタオル共有
などで感染します。
家庭内での予防
手洗い
タオル共有を避ける
コップ・食器分ける
口元を触った後に手洗い
※アルコール手指消毒も補助的に有効です。
受診の目安
早めの受診
唇に水ぶくれがある
高熱がある
口の中を痛がる
食べられない
緊急受診
水分が全くとれない
尿が出ない
ぐったりしている
当院の対応
ヘルペス性歯肉口内炎の診断
抗ウイルス薬の判断
脱水評価
食事・水分指導
登園相談
よくある質問(Q&A)
Q1. うつりますか?
はい。接触や唾液で感染します。
Q2. 何日くらいで治りますか?
多くは1週間前後で改善します。
Q3. 登園はいつから?
解熱し、水分・食事がとれて元気なら可能なことが多いです。
Q4. 再発しますか?
初感染後、将来的に口唇ヘルペスとして再発することがあります。
Q5. 市販薬で治りますか?
子どもでは医師の診察をおすすめします。
Q6. 唇だけなら軽症ですか?
口の中にも広がっていることがあり、確認が必要です。
クリニック情報
THE YOKO BAYKiDs
ザ・ヨコハマフロント・ベイサイドクリニック小児科
〒221-0835
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目41番地
THE YOKOHAMA FRONT 3階
(THE YOKOHAMA FRONT CLINIC MALL内)





