突発性発疹症とは【小児科】
- 4月20日
- 読了時間: 3分
突発性発疹症
高熱のあとに発疹が出る、乳幼児によくある感染症です
突発性発疹症は、生後6か月頃からみられる乳幼児の代表的なウイルス感染症です。
突然38℃以上の高熱が数日続き、熱が下がる頃に体へ発疹が出ることが特徴です。
原因は、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)、**ヒトヘルペスウイルス7(HHV-7)**です。
かかりやすい年齢
生後6か月頃〜3歳頃までが多い
最近では4〜5歳での感染例もあります
生後6か月頃までは、お母さんから受け継いだ抗体があるため発症しにくいとされています。
2回かかることはある?
HHV-6とHHV-7は別のウイルスのため、理論上は2回かかる可能性があります。
主な症状

① 突然の高熱
38℃以上の発熱
3〜4日程度続くことが多い
② 熱のわりに比較的元気
水分がとれる
遊ぶ元気があることも多い
③ 熱が下がる頃に発疹
胸・お腹を中心に赤い発疹
数日で自然に消えることが多い
咳・鼻水・下痢は少ない
風邪と違い、
咳
鼻水
下痢
などの症状は目立たないことが多いです。
注意したい合併症
熱性けいれん
このウイルス感染では、発熱24時間以内に熱性けいれんを起こすことがあります。
まれな重症例
非常にまれですが、
脳炎
脳症
などを起こすことがあります。
診断について
発熱時点では、確定診断が難しい病気です。
理由は、
咳や鼻水が少ない
特徴的な検査がない
発疹が熱のあとに出る
ためです。
永山斑(ながやまはん)
のどの奥(口蓋垂の近く)に小さな赤い隆起が見られることがあります。ただし、必ず出るわけではありません。
検査は必要?
インフルエンザやCOVID-19のような迅速検査は通常ありません。多くは経過から診断します。
自宅でできるケア
水分補給をこまめに行う
十分な睡眠と休息
室温調整
頭・首・脇の下を冷やす
必要時に解熱剤を使用する(医師指示のもと)

受診の目安
再受診をおすすめする場合
3〜4日以上高熱が続く
水分がとれない
ぐったりしている
機嫌が極端に悪い
救急受診が必要な場合
けいれんを起こした
呼びかけに反応が悪い
意識がぼんやりしている
顔色が悪い
当院の対応
乳幼児発熱の診察
他疾患との鑑別
脱水評価
熱性けいれん対応
保護者への家庭ケア指導
よくある質問(Q&A)
Q1. 発疹が出たらうつりますか?
発熱時期に感染力があると考えられますが、一般的には日常的に広く感染しているウイルスです。
Q2. 発疹が出てもかゆいですか?
通常は強いかゆみはありません。
Q3. 高熱なのに元気なのはなぜ?
突発性発疹では比較的元気なことが多いのが特徴です。
Q4. 兄弟にうつりますか?
可能性はありますが、多くは幼少期に既感染です。
Q5. 2回かかりますか?
HHV-6とHHV-7で別々に感染する可能性があります。
Q6. 保育園はいつから?
解熱し全身状態が良ければ登園可能なことが多いですが、園の規定も確認してください。
クリニック情報
THE YOKO BAYKiDs
ザ・ヨコハマフロント・ベイサイドクリニック小児科
〒221-0835
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目41番地
THE YOKOHAMA FRONT 3階
(THE YOKOHAMA FRONT CLINIC MALL内)





