肘部管症候群【整形外科】
- 4月17日
- 読了時間: 3分
小指のしびれ・手の力が入りにくい原因

■ 肘部管症候群とは
肘部管症候群は、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫されることで起こる神経障害です。
この神経は 肘から前腕を通り、小指側へ伸びる重要な神経
であり、日常生活に大きく関わります。
■ よくある症状
小指・薬指のしびれ
手の内側(小指側)の感覚低下
指に力が入りにくい
細かい動作がしにくい(ボタン・箸など)
進行すると
手の筋肉がやせる(筋萎縮)
手の変形(鷲手:claw hand)
早期治療が非常に重要な疾患です
■ 原因
日常生活の中での神経への負担が主な原因です。
肘を長時間曲げる
デスクワークで肘をつく習慣
スマホ操作の姿勢
肘の打撲(机の角にぶつけるなど)
あの「ビーンとしびれる場所」が尺骨神経です
■ 病態(なぜ起こるのか)
肘の内側には「肘部管」というトンネルがあり、その中を尺骨神経が通っています。
この部分で
圧迫
牽引(引っ張られる)
癒着
が起こると
神経障害(しびれ・筋力低下)が発生します
■ 診断
問診・身体所見
しびれの範囲(小指側)
筋力低下の有無
画像・補助検査
エコー検査
→ 神経の腫れ・圧迫部位の確認
神経伝導検査(必要時)
→ 神経の機能評価
■ 治療
保存療法(基本)
軽症〜中等症ではまず保存療法を行います。
内服薬
神経の炎症を抑える
神経の興奮を抑制
生活指導(重要)
日常動作の改善が鍵
肘を深く曲げない
長時間の肘屈曲を避ける
肘をつく習慣をやめる
エコーガイド下ハイドロリリース

神経周囲に薬液を注入し 癒着を剥離して神経の滑走を改善
特徴
ピンポイント治療
即効性が期待できる
低侵襲
■ 手術
適応
保存療法で改善しない
筋力低下が進行
筋萎縮が出現
進行例では手術が必要
手術方法
神経の圧迫を解除(靭帯・膜の切離)
尺骨神経前方移動術
骨切除による除圧
神経の通り道を広げる手術
■ 放置するとどうなるか
しびれの悪化
筋力低下の進行
手の変形(不可逆)
神経障害は進行すると元に戻りにくい
■ 当院の強み
エコーによる動的評価
ハイドロリリースによる非手術治療
早期診断・早期介入
手術適応の適切な判断
「手術を回避しつつ改善」を目指す治療
■ まとめ
肘部管症候群は
小指のしびれが初期サイン
進行すると筋力低下・変形
見逃してはいけない神経疾患です
当院では
保存療法
ハイドロリリース
手術判断
まで一貫して対応し、早期改善と後遺症予防を重視した治療を行っています。
クリニック情報
THE YOKOHAMA FRONT BAYSIDE CLINIC
ザ・ヨコハマフロント・ベイサイドクリニック
〒221-0835
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目41番地
THE YOKOHAMA FRONT 3階
(THE YOKOHAMA FRONT CLINIC MALL内)





