top of page

 INFORMATION 

お知らせ

 ABOUT DISEASES 

疾病について

  博客  

博客

  BLOG  

Blog List

category

膝蓋骨疲労骨折【整形外科】

  • 5月5日
  • 読了時間: 3分

更新日:6 日前


膝蓋骨疲労骨折とは

膝蓋骨に繰り返しの負荷がかかることで発生する疲労骨折です。

比較的まれな疾患ですが、スポーツ選手では見逃されることがあります。

多くは膝蓋骨下端から約1/4の部位に発生するとされています。


原因と病態

ジャンプやダッシュなど、膝伸展動作の繰り返しにより膝蓋骨へ微小なストレスが蓄積し、骨に疲労が生じます。

主な要因

・ジャンプ動作の繰り返し

・ランニング負荷

・筋力バランスの乱れ

・過度なトレーニング


大腿四頭筋の牽引力が膝蓋骨に集中することで、骨の一部に負荷がかかり続け、疲労骨折に至ります。


症状

・膝前面の痛み

・運動時の痛み(特にジャンプ・ダッシュ)

・押すと痛い(圧痛)

・運動後の痛みの持続

症状は膝蓋腱症(ジャンパー膝)と非常に似ています。



ジャンパー膝との違い(重要)

項目

膝蓋骨疲労骨折

ジャンパー膝

痛みの原因

画像所見

MRIで骨異常

腱の肥厚・血流増加

改善

安静が重要

ストレッチで改善することも

見た目だけでは区別が難しいのが特徴です


検査・診断

レントゲン

異常が見られないことも多く、初期診断には限界があります。

エコー検査

膝蓋腱や膝蓋下脂肪体に血流シグナルを認めることがあり、ジャンパー膝と類似所見となることがあります。

MRI検査(重要)

痛みが長引く場合に実施します。骨の内部変化(骨髄浮腫)を確認でき、診断に有用です。

※必要に応じて他施設へ依頼します


治療

保存療法(基本)


安静

最も重要な治療です。負荷をかけ続けると骨折が進行する可能性があります。

リハビリテーション


・大腿四頭筋の柔軟性改善

・筋バランスの調整

・動作改善



薬物療法

・消炎鎮痛薬

・外用薬


物理療法

疼痛軽減と血流改善を目的に行います。


注意点

ジャンパー膝と誤診され、ストレッチや注射を繰り返しても改善しないケースがあります。

このような場合は疲労骨折を疑い、負荷を中止することが重要です。


当院の診療方針

当院では、膝前面の痛みをすべてジャンパー膝として扱うのではなく、鑑別診断を重視しています。

・圧痛部位と動作の詳細評価

・エコーによるリアルタイム評価

・改善しない症例に対するMRI連携

・スポーツ復帰を見据えた段階的治療

原因を見極めたうえで適切な治療を行います。


よくある質問

Q:ジャンパー膝との違いは自分で分かりますか

A:難しいため、専門的な評価が必要です


Q:レントゲンで異常がなければ大丈夫ですか

A:初期の疲労骨折は写らないことがあります


Q:運動は続けてもいいですか

A:痛みが続く場合は中止が必要です


Q:どのくらいで治りますか

A:負荷を適切に制限すれば改善が期待できますが、継続すると長期化します



受診の目安

・膝前面の痛みが長引く

・ジャンパー膝として治療しても改善しない

・運動時の痛みが強くなっている

・押すと局所的に痛い

これらの症状がある場合は受診をおすすめします。


この記事でわかること

・膝蓋骨疲労骨折とは何か

・ジャンパー膝との違い

・症状と発症しやすい人

・検査と診断のポイント

・治療方法と注意点


結論

膝の前面の痛みが長引いている場合、ジャンパー膝だけでなく膝蓋骨疲労骨折の可能性があります。レントゲンで異常がなくても否定はできず、改善しない場合はMRIによる評価が重要です。

ご相談・ご予約

膝の痛みが改善しない場合、原因の再評価が必要です。当院では、スポーツ障害を含めた専門的診断と適切な治療を提供しています。

​最新の記事

bottom of page