【泌尿器科専門医監修|横浜】花粉症で尿漏れが増える理由とは?くしゃみ・咳による腹圧性尿失禁の対策
- 3月31日
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更新日:3月31日
公開日:2026年3月15日監修:横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 泌尿器科部長 小林良祐
この記事でわかること
花粉症と尿漏れの関係
なぜくしゃみで尿が漏れるのか
医学的に正しい改善方法
受診すべきタイミング
結論:花粉症による尿漏れは「腹圧性尿失禁」が原因
花粉症の時期に尿漏れが増える主な原因は、くしゃみ・咳による腹圧の急上昇です。
これは医学的に「腹圧性尿失禁(Stress Urinary Incontinence)」と呼ばれます。
なぜ花粉症で尿漏れが起きるのか?
① くしゃみ・咳による腹圧の上昇
花粉症では連続したくしゃみが起こります。
このとき体の中では
腹圧が瞬間的に急上昇
膀胱が圧迫される
尿道を締める筋肉(骨盤底筋)が耐えきれない
→ 尿が漏れる
② 後鼻漏による慢性的な咳
鼻水が喉に流れる「後鼻漏」により、
慢性的な咳が続く
骨盤底筋に繰り返し負担
徐々に筋力が低下
→ 症状が悪化する悪循環
尿漏れが起きやすい人の特徴
以下に当てはまる方は要注意です。
出産経験がある女性
更年期以降
デスクワーク中心
便秘がち
肥満
女性の約30〜40%が経験するとされる非常に一般的な症状です
今日からできる改善法【医師推奨】
① 骨盤底筋トレーニング(最重要
やり方:
肛門と尿道を締める
5秒キープ
ゆっくり緩める
10回 × 1日3セット
ポイント:
腹筋ではなく“内側の筋肉”を意識
呼吸は止めない
Cochraneレビューでも「第一選択治療」として推奨

② 花粉症の治療を徹底
抗ヒスタミン薬
点鼻ステロイド
初期療法(シーズン前開始)
くしゃみを減らす=尿漏れ予防
③ 体重コントロール
体重8%減 → 尿漏れ約50%減(NEJM)
膀胱への圧力が減る
④ 水分制限はNG
尿を我慢 → 膀胱刺激
逆に悪化
適度な水分+こまめな排尿
受診すべきサイン
以下に当てはまる場合は泌尿器科へ
花粉症が終わっても続く
外出が不安なレベル
排尿時の痛み
残尿感
現在の治療選択肢
骨盤底筋リハビリ
内服治療(副作用少)
ボトックス治療
低侵襲手術(短時間)
QOLは大きく改善可能

医師からのメッセージ
花粉症による尿漏れは、「体の構造上起こる正常な現象」です。
恥ずかしいものではなく、適切な治療で改善できる症状です。
横浜で尿漏れにお悩みの方へ
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科では
専門医による診察
女性にも配慮した診療環境
最新の治療機器
を整えております。
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参考文献
Abrams P, et al. 2017
Brozek JL, et al. ARIA 2017
Dumoulin C, et al. 2018
Subak LL, et al. NEJM 2009
Minassian VA, et al. 2017





