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アナフィラキシー【小児科】

  • 4月14日
  • 読了時間: 4分


命にかかわる重いアレルギー反応に、早急な対応を

アナフィラキシーは、全身に急激に起こる重いアレルギー反応です。皮膚症状だけでなく、呼吸困難・血圧低下・意識低下などを伴い、命に関わることもある緊急性の高い状態です。

食物、蜂刺され、薬剤などが原因となるほか、食後の運動によって症状が誘発される食物依存性運動誘発アナフィラキシーを起こすこともあります。特に小麦や甲殻類などは原因として知られています。



アナフィラキシーの主な症状

アナフィラキシーでは、短時間のうちに複数の臓器に症状が現れます。

皮膚の症状

  • 全身のじんましん

  • 皮膚の赤み、かゆみ

  • 顔や唇、まぶたの腫れ

呼吸器の症状

  • 息苦しさ

  • ゼーゼー、ヒューヒューする呼吸

  • のどの違和感、声がれ

  • 吸気性喘鳴

循環器の症状

  • 顔色不良

  • ぐったりする

  • 気分不快

  • 意識がもうろうとする、意識低下

消化器の症状

  • 繰り返す嘔吐

  • 腹痛

  • 下痢



アナフィラキシーが疑われる症状の例

次のような状態は、アナフィラキシーを強く疑います。

  • 全身にじんましんが出て、さらに呼吸が苦しい


     → 皮膚症状 + 呼吸器症状

  • 全身にじんましんが出て、顔色が悪く、気分が悪い


     → 皮膚症状 + 循環器症状

  • 全身にじんましんが出て、何度も吐いて腹痛がある


     → 皮膚症状 + 消化器症状

このような症状が出た場合は、ためらわず早急な対応が必要です。



アナフィラキシーの初期対応で重要な「エピペン」

アナフィラキシーの緊急対応に用いられる自己注射薬が、**アドレナリンを含む「エピペン」**です。

エピペンは、アナフィラキシーを起こす危険性が高い方があらかじめ携帯し、症状が出たときに速やかに使用することで、医療機関へ搬送されるまでの症状悪化を防ぐための大切な薬です。

重いアレルギー症状では、初期対応の早さが非常に重要です。「様子を見る」のではなく、適切なタイミングで対応することが命を守ることにつながります。


エピペン処方について

エピペンは、研修・資格を有する医師のみが処方できる薬剤です。また、処方には一定の基準があり、たとえば15kg以上で、明確なアナフィラキシーの既往があるなど、条件を満たす必要があります。

一方で、エピペンは非常に有効な薬である反面、劇薬でもあります。正しい適応と使い方を理解したうえで、いざという時に確実に使用できることが大切です。


ご家族・学校・周囲の方の理解も大切です

アナフィラキシーは、ご本人だけでなく、ご家族や学校・保育園・職場など周囲の理解と備えが重要です。

特にお子さまの場合は、

  • 保護者の方

  • 学校の先生

  • 保育士や教職員

  • 部活動や習い事の関係者

などが、症状の見分け方エピペンの使い方を理解しておくことが大切です。

いざという時に落ち着いて対応できるよう、日頃から手技の確認やトレーニングを行っておくことが安心につながります。


当院ではエピペンの処方が可能です

当院では、アナフィラキシーに関するご相談アレルギー評価エピペン処方のご相談に対応しています。

  • 食物アレルギーが心配

  • 以前に強いアレルギー反応を起こしたことがある

  • 学校提出用にエピペン処方について相談したい

  • ご家族として備え方を知りたい

このような場合は、どうぞご相談ください。重いアレルギーから命を守るために、早めの準備が大切です。


こんな方はご相談ください

  • じんましんと息苦しさが同時に出たことがある

  • 食後や運動後に強いアレルギー症状が出たことがある

  • 蜂刺され後に全身症状が出たことがある

  • エピペンが必要か知りたい

  • 学校・園・職場への説明を含めて相談したい



受診のご案内

アナフィラキシーが疑われる症状があった方、エピペンの処方やアレルギー対策について不安がある方は、当院までご相談ください。

アレルギー症状は、備えがあるかどうかで安心が大きく変わります。万が一に備え、正しい知識と適切な準備を一緒に進めていきましょう。


小児科医プロフィール

医師紹介

広村 竣 先生




経歴

  • 2016年 日本医科大学医学部 医学科 卒業

  • 2018年 東京都立大塚病院 初期臨床研修 修了

  • 2018年 慶應義塾大学病院 小児科学教室 入局

  • 2018年 静岡市立清水病院 小児科

  • 2019年 さいたま市立病院 小児科

  • 2020年 国立病院機構 栃木医療センター 小児科

  • 2021年 さいたま市立病院 新生児内科

  • 2023年 東京都立墨東病院 新生児内科

  • 2024年 Sunnyキッズクリニック 小児科

資格

  • 日本小児科学会 専門医

  • 日本周産期・新生児医学会 専門医

  • 日本医師会 認定産業医

所属学会

  • 日本小児科学会

  • 日本周産期・新生児医学会

  • NCPRプロバイダー

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