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大腿骨顆上部疲労骨折

  • 5月5日
  • 読了時間: 3分

Supracondylar femoral stress fracture

ザ・ヨコハマフロントベイサイドクリニック

整形外科・スポーツ整形外来(横浜駅直結)

公開日:2026年5月1日

監修:整形外科専門医

この記事でわかること

・大腿骨顆上部疲労骨折とは何か・膝前面痛との違い・症状と発症しやすい人・検査と診断のポイント・治療方法と注意点


結論

膝の前方から膝の上にかけての痛みが長引く場合、大腿骨顆上部疲労骨折の可能性があります。初期はレントゲンで異常が出にくく、改善しない場合は詳細な評価が必要です。

大腿骨顆上部疲労骨折とは

膝関節を構成する大腿骨の下端(顆部)付近に繰り返しの負荷が加わることで生じる疲労骨折です。

比較的まれな疾患ですが、スポーツ選手では見逃されることがあり、膝前面痛の鑑別として重要です。

原因と病態

ジャンプ、ランニングなどの繰り返し動作により、大腿骨遠位部に微小なストレスが蓄積し骨に損傷が生じます。

主な要因・過度なトレーニング・筋力バランスの乱れ・柔軟性低下・フォーム不良

骨の修復が追いつかず、疲労骨折へ進行します。


症状

・膝の前方から上方にかけての痛み・運動時の痛み・運動後の持続する痛み・押すと痛い(圧痛)

ジャンパー膝や膝蓋腱炎と似た症状を呈することがあります。

検査・診断

レントゲン

初期には異常を認めないことが多く、診断が難しい場合があります。


エコー検査

・皮質骨の膨隆(骨表面の変化)を確認できることがあります


経過での変化

数週間後に・仮骨(骨の修復反応)が出現→ レントゲンやエコーで確認可能


MRI検査(必要時)

骨内部の異常(骨髄浮腫)を評価し、早期診断に有用です。


治療

安静(最重要)

骨癒合が得られるまで、負荷の強いスポーツは中止します。


リハビリテーション

・関節拘縮の予防・筋力低下の予防・体幹筋力強化

特に以下が重要です・大腿四頭筋の柔軟性維持・股関節・体幹の安定性向上


注意点

痛みがある状態で運動を続けると、骨折が進行し治癒が遅れる可能性があります。


当院の診療方針

当院では、膝前面痛に対して疲労骨折の可能性も含めて評価します。

・圧痛部位の詳細な評価・エコーによる骨表面の観察・改善しない症例への追加検査・競技復帰を見据えたリハビリ指導

原因を見極めたうえで適切な治療を行います。

よくある質問

Q:レントゲンで異常がなければ安心ですか

A:初期の疲労骨折は写らないことがあります

Q:ジャンパー膝との違いは何ですか

A:腱の障害か骨の障害かが異なります

Q:どれくらいで治りますか

A:安静を守れば改善が期待できますが、負荷を続けると長期化します

Q:運動は続けてもいいですか

A:痛みがある場合は中止が必要です

受診の目安

・膝の上の痛みが続く・運動時の痛みが強くなっている・ジャンパー膝として治療しても改善しない・押すと局所的に痛い

これらの症状がある場合は受診をおすすめします。


ご相談・ご予約

膝の痛みが長引く場合、原因の再評価が重要です。当院では、スポーツ障害を含めた専門的な診断と治療を行っています。

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