排尿痛とは?【小林副院長 医師監修】
- 5 日前
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排尿時に痛い・しみる・違和感がある――このような症状は「排尿痛」と呼ばれ、膀胱炎や尿道炎などの感染症が原因であることが多い症状です。
しかし中には、前立腺炎、性感染症、膀胱結石、膀胱がんなど、適切な診断と治療が必要な病気が隠れていることもあります。
本記事では、排尿痛の原因、考えられる病気、受診の目安、対処法について、泌尿器科専門医がわかりやすく解説します。
この記事でわかること
排尿痛の主な原因
男女別で多い病気の違い
見逃してはいけない危険なサイン
自宅でできる対処法
受診すべきタイミング
結論:排尿痛は「感染のサイン」が多いが、重症化のリスクもある

排尿痛の多くは**細菌感染(膀胱炎・尿道炎)**によるものですが、以下の場合は注意が必要です。
発熱がある
腰の痛み(背中の片側)がある
血尿がある
症状が数日で改善しない
特に「発熱+腰痛」は腎盂腎炎の可能性があり、重症化すると入院が必要になることもあります。
排尿痛とは?
排尿痛とは、排尿時または排尿後に感じる痛みや違和感を指します。
症状の感じ方はさまざまで、
ツーンとしみる
焼けるような痛み
チクチクする違和感
排尿後も痛みが残る
などが挙げられます。

排尿痛の主な原因
排尿痛の原因はさまざまですが、主に以下の6つに分類されます。
① 細菌性膀胱炎(最も多い原因)
排尿痛の代表的な原因です。
主な症状
排尿痛
頻尿
残尿感
尿のにごり
血尿
女性に多く、これは尿道が短く、細菌が入りやすいためです。
発症しやすいタイミング
性交後
疲労時
更年期(ホルモン低下)
治療
抗生物質(3〜7日)
漢方併用で再発予防
② 間質性膀胱炎
細菌感染ではなく、膀胱の慢性的な炎症です。原因不明で、診断が難しい病気のひとつです。
特徴
尿がたまると痛い
排尿すると楽になる
女性に多い
ストレスや食事で悪化
治療
抗ヒスタミン薬
抗うつ薬
漢方
膀胱水圧拡張術など
③ 放射線性膀胱炎
前立腺がん・子宮がん・直腸がんなどの放射線治療後に発症します。
治療から数年〜10年後に発症することもある
難治性の血尿を伴うことがある
治療
対症療法
高圧酸素療法
手術(重症例)
④ 性感染症(クラミジア・淋菌など)

男性
排尿痛
尿道から膿
女性
おりものの変化
無症状のことも多い
クラミジアやマイコプラズマは無症状で進行することも多く、感染拡大のリスクあり
診断
尿検査・PCR検査
心当たりがある場合は、必ず検査を受けましょう。
⑤ 前立腺炎(男性)
男性に多い原因です。
特徴
発熱
排尿痛
排尿困難
会陰部の痛み
重症化すると 尿閉(尿が出ない) 入院治療が必要になることもあります。
⑥ 膀胱結石・膀胱腫瘍
頻度は低いですが重要です。
膀胱結石
排尿痛
排尿時の違和感
手術が必要な場合あり
膀胱がん
血尿が最も重要なサイン
男性に多い(60代以降)
「痛み+血尿」は必ず精査が必要です。
自分でできる対処法
軽症の場合は以下が有効です。
水分をしっかり摂る
尿を我慢しない
カフェイン・アルコールを控える
刺激物(辛いもの)を控える
市販薬の使用(※一時的)
ただし、根本治療には医療機関での診断が必要です。
すぐ受診すべき症状
以下がある場合は、早めに受診してください。
発熱がある
腰の痛み(左右どちらか)
血尿
痛みが強い
数日で改善しない
男性の排尿痛
妊娠中の症状
👉 特に「発熱+腰痛」は腎盂腎炎の可能性あり
当院の排尿痛診療
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科では、排尿痛に対して
尿検査
超音波検査
必要に応じて膀胱鏡
PCR検査(性感染症)
などを行い、原因を正確に診断します。
排尿痛は「よくある症状」ですが、原因によっては重症化することもあるため早期診断が重要です。
よくある質問(FAQ)
排尿痛は自然に治りますか?
軽度の膀胱炎は自然軽快することもありますが、再発や悪化のリスクがあるため受診が推奨されます。
市販薬で治せますか?
一時的に症状が軽くなることはありますが、原因の治療にはなりません。
男性の排尿痛は危険ですか?
女性よりも重症疾患(前立腺炎など)の可能性があるため、早めの受診が必要です。
排尿痛と血尿がある場合は?
膀胱炎だけでなく、腫瘍の可能性もあるため必ず精査が必要です。
排尿痛でお悩みの方へ
排尿痛は、放置すると悪化する可能性があります。
しみる
痛い
違和感が続く
このような症状がある場合は、早めにご相談ください。
泌尿器科外来予約
排尿痛外来予約
監修者情報
小林 良祐(こばやし りょうすけ)
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科副院長
・泌尿器科部長日本泌尿器科学会専門医
経歴弘前大学医学部卒業
横浜市立大学附属病院
茅ヶ崎市立病院
小田原市立病院
平塚共済病院
さがみ林間病院
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 副院長・泌尿器科部長
保有資格・所属学会日本泌尿器科学会
専門医日本泌尿器内視鏡
ロボティクス学会
腹腔鏡技術認定医日本がん治療認定医機構
がん治療認定医緩和ケア研修会
修了ボトックス講習
実技セミナー 修了





