top of page

 INFORMATION 

お知らせ

 ABOUT DISEASES 

疾病について

  博客  

博客

  BLOG  

Blog List

category

高脂血症(脂質異常症)

  • 5月14日
  • 読了時間: 6分

更新日:6 日前


脳梗塞・心筋梗塞を防ぐために今すぐ始める血管管理




この記事でわかること

  • 高脂血症(脂質異常症)とは?

  • LDL・HDL・中性脂肪の違い

  • なぜ脳梗塞や心筋梗塞につながるのか

  • 痩せていても危険な理由

  • 動脈硬化を早期発見する検査

  • 当院の生活習慣病・脳卒中予防治療

  • よくある質問(Q&A)


高脂血症(脂質異常症)とは?

脂質異常症とは、血液中の脂質バランスが崩れた状態です。

以前は「高脂血症」と呼ばれていましたが、現在では、

  • LDLコレステロール増加

  • HDLコレステロール低下

  • 中性脂肪増加

などを総合的に評価するため、「脂質異常症」という名称へ変更されました。


コレステロールの種類

LDLコレステロール(悪玉)

LDLは血管壁に入り込み、プラーク(脂の塊)を形成します。

増えすぎると動脈硬化を進行させます。


HDLコレステロール(善玉)

余分なコレステロールを回収し、血管を守る働きがあります。

低下すると動脈硬化リスクが高まります。


中性脂肪(トリグリセリド)

増加すると血液がドロドロになり、糖尿病や動脈硬化を悪化させます。


脂質異常症の診断基準

採血検査によって診断します。


脂質異常症の代表的基準

  • LDLコレステロール:140mg/dL以上

  • HDLコレステロール:40mg/dL未満

  • 中性脂肪:150mg/dL以上

いずれかを満たす場合、脂質異常症と診断されます。


なぜ脳梗塞・心筋梗塞が起こるのか?

コレステロールが血管壁へ蓄積すると、血管内部で炎症が起こります。

すると、

  • 血管が狭くなる

  • 血流が悪化する

  • 血栓が形成される

という流れで動脈硬化が進行します。

そして最終的に血管が詰まり、

  • 脳なら脳梗塞

  • 心臓なら心筋梗塞

を引き起こします。


脳神経外科で脂質異常症を診る重要性

脳神経外科では、単なる採血異常としてではなく、「脳卒中リスク管理」

として脂質異常症を重視します。


特に、

  • 頸動脈狭窄

  • 脳動脈狭窄

  • 無症候性脳梗塞

  • 微小脳血管障害

などは進行していても症状が出ないことがあります。

そのため当院では、

  • 頸動脈エコー

  • 動脈硬化評価

などを組み合わせ、脳卒中リスクを総合的に評価しています。


特に注意が必要な疾患

動脈硬化

血管が硬く狭くなり、血流障害を引き起こします。

脳梗塞・認知症・高血圧にも関与します。


冠動脈疾患(心筋梗塞・狭心症)

突然死につながる危険な病気です。

糖尿病・腎臓病を合併するとさらにリスクが上昇します。


末梢動脈疾患(PAD)

足の血流障害により、

  • 歩行障害

  • しびれ

  • 潰瘍

  • 壊死

などを引き起こします。


痩せていても安心ではありません

「痩せているから脂質異常症ではない」

これは大きな誤解です。

実際には、

  • 遺伝

  • ホルモン変化

  • 加齢

  • ストレス

  • 糖質過多

などによって、痩せ型でも脂質異常症になる方は非常に多くいます。

特に中高年女性では、更年期以降にコレステロールが急上昇するケースも少なくありません。


当院の治療方針

生活習慣改善

まず重要なのは、

  • 食事療法

  • 運動療法

  • 睡眠改善

  • 体重管理

  • 禁煙

です。


スタチン治療

当院では血管内皮への保護効果も期待できるスタチン製剤を使用しています。

スタチンには、

  • LDL低下

  • 動脈硬化抑制

  • プラーク安定化

  • 脳梗塞予防

などの効果があります。


EPA・DHA製剤

青魚由来のEPA・DHAを含む薬剤も使用しています。

これらは、

  • 中性脂肪低下

  • 血液サラサラ効果

  • 血管保護

などが期待されます。


カテーテル・外科治療

頸動脈高度狭窄などが進行した場合は、

  • 頸動脈ステント

  • 頸動脈内膜剥離術

など専門治療が必要となることがあります。


脂質異常症改善のために今日からできること

食事

  • 魚類を増やす

  • 大豆製品を摂る

  • 揚げ物を減らす

  • 糖質過多を避ける


運動

ウォーキングなどの有酸素運動を習慣化することが重要です。


アルコール節制

中性脂肪悪化を防ぐため飲酒量管理が重要です。


結論|脂質異常症は“コレステロールの病気”ではなく、“血管が詰まる病気”です

脂質異常症(旧:高脂血症)は、単にコレステロール値が高いだけの病気ではありません。

本当に怖いのは、血管の内側にコレステロールが蓄積し、動脈硬化が静かに進行することです。

血管は例えるなら「全身を巡る水道管」のような存在です。そこへ長年にわたりLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が蓄積すると、血管内部は徐々に狭く硬くなっていきます。


そしてある日突然、

  • 脳梗塞

  • 心筋梗塞

  • 頸動脈狭窄症

  • 閉塞性動脈硬化症

  • 突然死

など命に関わる重大疾患を引き起こします。

脂質異常症は“沈黙の生活習慣病”とも呼ばれ、自覚症状がほとんどありません。

だからこそ、「症状がない今のうちに管理する」ことが極めて重要です。

よくある質問(Q&A)



Q. コレステロールが高いとすぐ薬になりますか?

数値・年齢・合併症・動脈硬化の程度を総合判断します。

生活改善のみで経過を見る場合もあります。


Q. スタチンは危険ですか?

適切に使用すれば脳梗塞・心筋梗塞予防に非常に有効です。

副作用管理を含め専門的に調整します。


Q. 痩せていても脂質異常症になりますか?

はい。遺伝やホルモン変化などで痩せ型でも発症します。


Q. 脳ドックは受けた方がいいですか?

脂質異常症・高血圧・糖尿病がある方は、脳MRI・MRAによる評価をおすすめします。



このような方はご相談ください

  • LDLコレステロールが高い

  • 中性脂肪が高い

  • 健診で異常を指摘された

  • 家族に脳梗塞歴がある

  • 高血圧や糖尿病がある

  • 頭痛・しびれがある

  • 動脈硬化が心配

  • 脳ドックを受けたい



横浜で高度な生活習慣病・脳卒中予防外来なら

横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 では、「脳梗塞を起こさせないための生活習慣病管理」

を重視しています。

脂質異常症は“数値だけを見る病気”ではありません。


その先にある、

  • 脳梗塞

  • 認知症

  • 心筋梗塞

  • 動脈硬化

まで見据えた総合的管理が重要です。


参考文献

  • 日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」

  • 日本脳卒中学会「脳卒中治療ガイドライン2021」

  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「脂質異常症」



執筆者情報


折居 真綾

ドクターマーヤ(Doctor Maaya)


岩手県出身。幼少期よりファッションや

デザインに強い関心を持つ。

1994年、岩手医科大学医学部に入学。

2000年3月に卒業し、医師国家資格を取得。

同年、慶應義塾大学病院外科研修を経て、脳神経外科に入局

臨床経験を積みながら、2006年に脳神経外科専門医を取得。

医師としてのキャリアを築く一方で、幼少期から抱いていた

「デザインへの情熱」を持ち続け、医局内や病院において

イラスト制作、医局内配布グッズのデザイン、学会ポスター

制作などを手掛ける。

その活動を通じてデザインへの志向をさらに深め、専門的に

学ぶことを決意。日本外国語専門学校海外芸術大学留学科にて

デザイン・芸術分野の基礎を修得。

2010年、ファッションへの想いを本格的に追求するため新たな一歩を踏み出す




クリニック情報

横浜フロント脳神経外科・泌尿器科

TEL:045-620-2610


〒221-0835

神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目41番地

THE YOKOHAMA FRONT 3階

(THE YOKOHAMA FRONT CLINIC MALL内)

横浜駅きた西口直結徒歩3分

​最新の記事

bottom of page