手足口病 【皮膚科】
- 5月8日
- 読了時間: 4分
更新日:6 日前

手足口病とは
手足口病は、口の中や手足に水ぶくれ(水疱性発疹)ができるウイルス感染症です。主に乳幼児を中心に、夏に流行しやすい病気として知られています。
原因となるのは、
コクサッキーウイルス
エンテロウイルス
などのウイルスです。
特に保育園・幼稚園など、乳幼児が集団生活を送る環境では感染が広がりやすく、注意が必要です。
原因
手足口病は、ウイルス感染によって発症します。
主な原因ウイルスは、
コクサッキーウイルス
エンテロウイルス
です。
これらのウイルスに感染することで、口の中や手足に特徴的な発疹が現れます。

感染経路
手足口病は、主に以下の3つの経路で感染します。

飛沫感染
咳やくしゃみ、会話などで飛んだしぶきを吸い込むことで感染します。
接触感染
ウイルスが付着したドアノブ、おもちゃ、タオル、手すりなどを触った手で、口や鼻を触ることで感染します。
糞口感染
便の中に排泄されたウイルスが、手指などを介して口に入ることで感染します。
症状が落ち着いた後も、便の中にしばらくウイルスが排泄されることがあるため、オムツ交換後の手洗いは非常に重要です。
症状
感染から3〜5日後に症状が現れます。
主な症状
口の中の水ぶくれ
手のひらの発疹
足の裏や足の甲の発疹
発熱
のどの痛み
食欲低下
発疹は、2〜3mm程度の小さな水疱として現れることが特徴です。
発熱は約3分の1に見られますが、多くは高熱になりません。
多くの子どもは数日で自然に回復します。

注意が必要な症状
通常は軽症で経過しますが、まれに重症化することがあります。
以下の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
高熱が続く
発熱が2日以上続く
嘔吐する
強い頭痛
視線が合わない
呼びかけに反応しない
呼吸が速い
息苦しそう
水分が取れない
おしっこが少ない
ぐったりしている
髄膜炎や脳炎など、中枢神経系の合併症が起こることがあります。
治療
手足口病には、特効薬はありません。
そのため、症状に応じた対症療法を行います。
主な治療
水分補給
解熱剤
のどの痛みへの対応
食事指導
経過観察
口の中が痛い場合は、
冷たいもの
刺激の少ない食事
ゼリーやプリン
などが食べやすいことがあります。
予防
感染予防には、日常生活での衛生管理が大切です。
予防のポイント
手洗いをしっかり行う
オムツ交換後は必ず手洗い
タオルの共用を避ける
おもちゃを消毒する
便や鼻水を適切に処理する
室内換気を行う
特に保育園・幼稚園などでは、集団感染予防が重要です。
当院の方針
当院では、
発疹の診察
脱水評価
重症化サインの確認
食事・水分指導
ご家庭でのケア説明
を丁寧に行っています。
お子さまの
「口の中を痛がる」
「手足に発疹がある」
「食べられない」
などの症状がある場合は、お早めにご相談ください。
まとめ
手足口病は、乳幼児に多いウイルス感染症です。多くは自然に改善しますが、まれに重症化することがあります。
特に、
水分が取れない
高熱が続く
元気がない
場合は、早めの受診が大切です。
経歴
東海大学医学部医学科卒業後
横浜市立大学附属市民総合医療センター
東邦大学医療センター大森病院皮膚科入
大学病院では、アトピー・生物製剤専門外来(デュピクセント)、
美容・レーザー外来を担当。
その後、JCHO東京高輪病院
都立荏原病院皮膚科診療責任者
都立荏原病院皮膚科医長を経て、現在に至る。
アトピー性皮膚炎
尋常性ざ瘡(にきび)
尋常性疣贅(いぼ)治療を得意とする
資格・所属
日本皮膚科学会認定
皮膚科専門医
指導医日本美容皮膚科学会 正会員日本皮膚病理組織学会
正会員ボトックスビスタ® 認定医ジュビダームビスタ® 認定医
医院長 黒沼 亜美(皮膚科医)
クリニック情報
THE YOKOHAMA FRONT BAYSIDE CLINIC
ザ・ヨコハマフロント・ベイサイドクリニック
〒221-0835
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目41番地
THE YOKOHAMA FRONT 3階
(THE YOKOHAMA FRONT CLINIC MALL内)





