【脳神経外科】性行為に伴う頭痛 性交時頭痛
- 4月17日
- 読了時間: 3分
突然の激しい頭痛は危険信号の可能性も
頭痛外来/CT即日対応

■この記事でわかること
性行為中に起こる頭痛の原因
危険な頭痛(脳卒中)の見分け方
受診すべきタイミング
有効な治療法(漢方含む)
■結論(最も重要)
性行為時の頭痛は“放置してはいけない頭痛”です。特に**突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛)**は、命に関わる脳の病気の可能性があります。
必ず一度はCT検査を受けることが重要です。
性行為に伴う頭痛とは?
性行為中やオルガズム時に起こる頭痛は、医学的に**「性行為に伴う一次性頭痛」**と呼ばれ、ICD-11(国際疾病分類第11版)にも正式に分類されています。
特徴
性行為の興奮とともに徐々に痛くなる
オルガズム時に突然激痛が走る
数分〜数時間続く
男性だけでなく女性にも起こります 自慰行為でも発症します
■なぜ起こるのか?
性行為中は以下の変化が起こります
心拍数の急上昇
血圧の急上昇
脳血流の変化
これにより血管が拡張し、頭痛が発生すると考えられています。
■注意すべき「危険な頭痛」
脳神経外科医として最も重要なのは“命に関わる二次性頭痛の見逃し”です
以下の疾患が隠れている可能性があります:
くも膜下出血
脳出血
脳梗塞
椎骨脳底動脈解離
■危険サイン(1つでもあれば即受診)
今までにない激しい頭痛
突然「バン!」とくる痛み(雷鳴頭痛)
吐き気・嘔吐
手足のしびれ・麻痺
ろれつが回らない
意識がぼんやりする
この場合は救急受診レベルです
■性行為中の突然死(腹上死)について
いわゆる「腹上死(性交死)」は実際に存在し、
心筋梗塞
不整脈
脳出血
などが原因で発生します。
30〜40代でも発症例あり 高血圧・喫煙・ストレスはリスク増大
■検査の重要性
当院では性行為に伴う頭痛=必ず画像検査対象と考えています。
実施検査
CT(出血評価)
「異常なし」を確認することが最も重要な診断です
■治療方法
① 一次性頭痛(異常なし)の場合
内服治療
鎮痛薬
予防薬
漢方治療(当院の強

み)
当院では漢方薬を積極的に使用しています。
特徴
副作用が少ない
長期内服が可能
体質改善型
劇的に改善するケースも多数あります
② 生活指導
急激な興奮を避ける
十分な水分補給
血圧コントロール
睡眠改善
■よくある質問(FAQ)
Q. 恥ずかしくて受診しづらいです
非常に多いお悩みです👉 医療機関では日常的に診療しているため問題ありません
Q. 一度だけでも受診すべき?
はい、必ず受診してください 初回発症は特に危険疾患の除外が必要です
Q. 再発しますか?
再発することがあります 予防治療でコントロール可能です
■このような方はすぐ受診を
性行為時に頭痛が出た
頭痛がどんどん強くなっている
初めて経験する頭痛
不安がある
執筆者情報
日本とドイツの医師免許を持つ脳神経外科医
市村 真也(いちむら しんや)
医療法人慶真会 横浜フロント脳神経外科・泌尿器科理事長/川崎中央クリニック院長
開成高校卒・慶應義塾大学医学部卒
脳神経外科専門医・医学博士
テレビ出演多数
【保有資格・所属学会】
日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
脊椎脊髄外科専門医
日本脊髄外科学会認定医
日本がん治療認定医
日本神経内視鏡学会技術認定医
日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツ医
ドイツ医師資格
ドイツ脳神経外科学会正会員
ヨーロッパ脳神経外科学会正会員





