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びまん性特発性骨増殖症(DISH)【整形外科】

  • 4月22日
  • 読了時間: 3分

背骨が硬くなる病気|胸椎・腰椎・頚椎の骨化に注意

整形外科専門医による診断・CT/MRI評価・脊椎治療対応


DISH(ディッシュ)とは?

びまん性特発性骨増殖症(Diffuse Idiopathic Skeletal Hyperostosis:DISH) は、背骨の前側にある前縦靭帯(ぜんじゅうじんたい)を中心に骨化が進み、脊椎が広範囲に硬くなっていく病気です。

炎症が原因ではなく、加齢や代謝異常と関係する非炎症性の骨化性疾患と考えられています。



背骨だけではありません

DISHでは脊椎だけでなく、

  • 靭帯

  • 関節包

  • 骨への付着部(enthesis)

にも石灰化・骨化が起こることがあります。

そのため、


「全身の付着部が硬くなる病気」

ともいえます。


好発年齢・なりやすい方

DISHは主に50歳以上でみられ、特に高齢男性に多いとされています。



危険因子

  • 加齢

  • 男性

  • 肥満

  • 糖尿病

  • 高尿酸血症

  • メタボリック症候群

  • 生活習慣病

日本でも高齢化とともに増加傾向です。


主な症状

DISHは無症状で偶然見つかることもありますが、進行すると次の症状が出ることがあります。



脊椎症状

  • 背中が硬い

  • 体が反りにくい

  • 前屈しづらい

  • 姿勢が悪くなる

  • 背部痛

  • 腰痛

  • 首が回らない


頚椎の骨化が大きい場合

  • 飲み込みづらい(嚥下障害)

  • のどの違和感

  • 食事でつかえる感じ



DISHで本当に注意すべきこと

軽い転倒でも脊椎骨折しやすい

DISHでは背骨全体が一本の棒のように硬くなり、しなやかさを失います。

そのため、

  • 軽く転んだ

  • しりもちをついた

  • ぶつけた

だけでも大きな脊椎骨折を起こすことがあります。



骨折すると危険です

DISHの骨折は通常の骨折と異なり、

  • 不安定骨折になりやすい

  • 神経麻痺を起こすことがある

  • 後から麻痺が進行することがある

  • 保存治療で治りにくい

という特徴があります。



診断・検査

レントゲン

背骨前方に連続した骨化を確認します。

CT検査(非常に重要)

骨化範囲・骨折の有無・不安定性評価に有効です。

MRI検査

脊髄・神経圧迫、骨折周囲炎症、神経障害評価に使用します。

DISHの診断基準

以下を満たすとDISHが疑われます。

① 4椎体以上に連続する骨化

② 椎間板が比較的保たれている

③ 仙腸関節などに炎症性変化が少ない



よく似た病気との違い

強直性脊椎炎(AS)

若年男性に多く、炎症性疾患。朝のこわばり・仙腸関節炎が特徴です。



変形性脊椎症

加齢による椎間板変性・骨棘形成が主体です。


治療

症状が軽い場合

  • 経過観察

  • 姿勢指導

  • ストレッチ

  • 痛み止め

  • 生活習慣病管理


骨折を伴う場合

DISH合併骨折は不安定なことが多く、


手術(脊椎固定術)

が選択されるケースが多くあります。



こんな方は受診をおすすめします

  • 背骨が異常に硬い

  • 背中や腰が曲がらない

  • 飲み込みにくい

  • 転倒後に背中が痛い

  • 高齢男性で糖尿病がある

  • レントゲンで骨がつながっていると言われた




当院の考え方

DISHは単なる老化現象ではなく、

骨折・神経障害・嚥下障害につながる可能性がある病気

です。

早期発見と、転倒後の迅速な検査が重要です。

ご予約・ご相談

背骨の硬さ、長引く腰痛、転倒後の背部痛、飲み込みづらさでお困りの方はご相談ください。


クリニック情報

​THE YOKOHAMA FRONT BAYSIDE CLINIC

ザ・ヨコハマフロント・ベイサイドクリニック

〒221-0835

神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目41番地

THE YOKOHAMA FRONT 3階

(THE YOKOHAMA FRONT CLINIC MALL内)


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