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夜中に何度もトイレに起きるのは「膀胱に尿をためられない」ことが原因かもしれません

8月13日
読了時間: 5分
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-41 THE YOKOHAMA FRONT 3階 横浜駅きた西口直結・徒歩3分  監修:小林 良祐 横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 副院長・泌尿器科部長 日本泌尿器科学会専門医

「夜中に何度もトイレに起きてしまう」

「以前より少ない尿量でもトイレに行きたくなる」

「夜ぐっすり眠れず、朝起きても疲れが残っている」

このような症状でお困りではありませんか?

夜間に排尿のため何度も目が覚めてしまう夜間頻尿には、さまざまな原因があります。

その中の一つが、膀胱に十分な量の尿をためておくことができない「膀胱蓄尿障害」です。

今回は、夜間頻尿と膀胱蓄尿障害の関係について、泌尿器科の立場から分かりやすく解説します。


膀胱は「尿をためる」ための臓器です

腎臓で作られた尿は尿管を通って膀胱に運ばれ、一時的に膀胱の中に蓄えられます。

通常であれば、ある程度の量の尿をためてから尿意を感じ、トイレで排尿します。

ところが、膀胱が過敏になっていたり、膀胱に十分な尿をためることができなくなっていたりすると、まだ尿量が少ない段階から尿意を感じるようになります。

その結果、

  • トイレに行く回数が増える

  • 1回の排尿量が少なくなる

  • 急に強い尿意を感じる

  • 夜中にも何度もトイレに起きる

といった症状が現れることがあります。

日本泌尿器科学会でも、夜間頻尿の原因は大きく「多尿・夜間多尿」「膀胱容量の減少」「睡眠障害」などに分けられ、原因を明らかにすることが重要とされています。


膀胱に尿をためられなくなる主な病気

膀胱蓄尿障害を起こす代表的な病気には、次のようなものがあります。


1.過活動膀胱

過活動膀胱は、十分に尿がたまっていないにもかかわらず、突然強い尿意を感じる「尿意切迫感」を中心とした病気です。

「急にトイレへ行きたくなって我慢するのが難しい」

「昼間も夜もトイレが近い」

「トイレまで間に合わず尿が漏れてしまう」

といった症状がみられることがあります。

過活動膀胱では1回の排尿量が少なくなり、何度もトイレへ行くようになることがあります。

当然、睡眠中にも膀胱が尿を十分ためられなければ、夜間頻尿につながります。


2.間質性膀胱炎・膀胱痛症候群

間質性膀胱炎・膀胱痛症候群でも頻尿や夜間頻尿がみられることがあります。

この病気では、

  • トイレが近い

  • 尿がたまると膀胱周辺が痛む・不快に感じる

  • 排尿すると痛みや不快感が軽くなる

  • 強い尿意を頻繁に感じる

といった症状がみられることがあります。

単純に「トイレが近いだけ」と考えてしまい、長期間我慢されている方もいらっしゃいます。

膀胱の痛みや違和感を伴う頻尿が続く場合には、一度泌尿器科へご相談ください。


3.前立腺肥大症

男性の場合には、前立腺肥大症も夜間頻尿の重要な原因の一つです。

前立腺は膀胱の出口付近で尿道を取り囲むように存在しています。

前立腺が大きくなって尿道が圧迫されると、

  • 尿の勢いが弱い

  • 尿が出始めるまで時間がかかる

  • 排尿後も尿が残っている感じがする

  • 何度もトイレに行く

  • 夜中にトイレに起きる

などの排尿症状が現れることがあります。

また、前立腺肥大症に伴う排尿障害によって膀胱が過敏になり、過活動膀胱のような症状を合併することもあります。


「年齢のせい」と決めつけないことが大切です

夜中にトイレへ起きるようになると、

「歳だから仕方がない」

と思われる方が非常に多くいらっしゃいます。

確かに加齢に伴って排尿に関する症状は増えていきます。

しかし、夜間頻尿の背景には、

過活動膀胱、前立腺肥大症、間質性膀胱炎・膀胱痛症候群、多尿・夜間多尿、睡眠障害など、治療を検討できる原因が隠れている可能性があります。

大切なのは、単に「夜トイレに行く」という症状だけを見るのではなく、なぜ夜中に尿意が起きているのかを調べることです。


排尿日誌が診断のヒントになることもあります

夜間頻尿の原因を調べるうえで役立つものの一つが排尿日誌です。

例えば、

「何時にトイレへ行ったのか」

「1回にどのくらいの量の尿が出たのか」

「夜間は何回排尿したのか」

などを記録します。

夜間に作られる尿そのものが多いのか、それとも1回にためられる尿量が少ないのかによって、考えられる原因や治療方法は変わってきます。


夜間頻尿は原因に合わせた治療が重要です

夜間頻尿は「トイレの回数を減らす薬を飲めばいい」という単純なものではありません。

膀胱の蓄尿障害が原因なのか、尿量そのものが多いのか、前立腺の問題なのか、睡眠の問題なのかなどを確認したうえで、それぞれに適した治療を考える必要があります。

特に、

「毎晩何度もトイレに起きる」「急な尿意を我慢できない」「尿の勢いが弱くなった」「膀胱に痛みや違和感がある」「以前より明らかにトイレが近くなった」

という方は、一度泌尿器科で原因を調べてみることをおすすめします。


夜間のトイレでお困りの方はご相談ください

夜間頻尿は、睡眠を妨げるだけではなく、日中の眠気や疲労感など、毎日の生活にも影響する症状です。

「夜中にトイレへ行くのは年齢のせいだから」と我慢する必要はありません。

原因を調べることで、治療につながる可能性があります。

夜間頻尿、頻尿、急な尿意、尿漏れ、残尿感、尿の勢いの低下などでお困りの方は、お気軽に泌尿器科へご相談ください。


横浜フロント脳神経外科・泌尿器科神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-41THE YOKOHAMA FRONT 3階横浜駅きた西口直結・徒歩3分

監修:小林 良祐横浜フロント脳神経外科

・泌尿器科副院長

・泌尿器科部長日本泌尿器科学会専門医


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